2026年1月5日

聖書で「見よ」という言葉がよく出てくるという話が面白い。英訳聖書では「Behold, 」と出ることが多いが、もともとはヘブライ語のHinnehに起因するらしい。ヘブライ語で記述された旧約聖書に「Hinneh」が頻出していたらしく、意味としては「これから重大なことが示されるから注意せよ」といった感じで、それが英語で「見よ (behold, lo)」と訳されたらしい。さらに言うなら、おそらくBeholdは、新約聖書由来であり、新約聖書で旧約聖書の「見よ」がよく引用されることから、ヘブライ語→ギリシア語→(おそらく)ラテン語→英語と流れてきたと思われる。

D&Dに出てくる怪物「ビホルダー」は、「見るもの/観るもの」という意味となるが、英語でもbeholdはかなり古めかしく感じるらしく、うまく和訳ができない。Beholdを直訳するなら「刮目してみよ」みたいなイメージだが、Beholderは「見る」ことで行動を起こす(見ることが魔法詠唱に対応する)ものであり、もっと恐ろしいもの、見られたら終わり、といったニュアンスがある。そういう意味で英語の別名Eye Tyrantの方がニュアンスが伝わる。

「見られたら終わり」というのは、「はてしない物語」の南のお告げ所の3つの試練の門の最初、「大いなる謎の門」でも出てきた。2頭のスフィンクスが互いに向き合っており、通過するものがふさわしいかどうか判断する。ふさわしくないものが通過しようとするとスフィンクスの目が開く。すると謎を解き明かすことに頭が囚われてしまい、その場で体を動かせなくなってしまう。

レポートの採点に死ぬほど時間がかかってしまった。普段は2時間、遅くても3時間で採点できるのに、4時間近くかかったのではないか。途中でなんども集中力が切れた。いかんなぁ。

頼まれ原稿送った。